トレードする前に一番最初に知って頂きたいこと、それは「相場の原理」です。
「なぜ大陽線ができるのか」「なぜ大陰線ができるのか」
これらが形成されるメカニズムがトレード相場にはあります。
今回は、「ビットコインFXのトレード相場の原理」について書いてみます。
はじめに
ロングポジションを前提
当サイトでのトレード・取引手法は全てロングポジションを前提に記述しています。
理由は以下の2点です。
- 私自身BTCUSDトレードではほとんどショートしない
- ショート手法を混ぜると文章が理解しづらくなる
ショートは新規買いを生んで活況な取引継続には大切な存在だと十分に理解しています。しかし、BTCUSDを始めとする仮想通貨FXでは、現時点ではロングより難しい取引だと感じています。
NASDAQ100, 日経225など株価指数の取引でショートする場合がありますが、仮想通貨は数分の時間軸でもトレンドの移り変わりが激しいためショートしないようにしています。
また、私の手法を事例を用いて文章化していくにつれ、ショート手法を混ぜると理解しづらい内容になることに気づきました。
このような理由から、当サイトでの手法説明はロングポジションを前提とさせて頂きます。
相場の原理・メカニズムへの私の考え方
相場の原理・メカニズムは複数あると思っていますが、当サイトでは敢えて1点だけに絞っております。
理由は、1点の原理・メカニズムだけに着目すると迷いが減るからです。迷いが減るとエントリーしやすくなり、利確・損切の決済もしやすくなります。
当サイトでは、以下の相場原理をトレードの観点・視点の礎にして、私の手法をお伝えしております。
できるだけ早期に実践頂くために「論より実践」を意識して、「横道に逸れずに直線的に吸収して頂ける内容」を心掛けております。
トレードとは
相場の原理
- トレードとは:ポジション解消し合う取引
ロング・ショートどちらもストップロス(損切)を設定するので、相手のストップロスを利用して優位性を作ります。
下画像は、FXGTのBTCUSDトレードチャートです。
黄色付近にショートのストップロスが溜まっていると予想しロング(緑線)した結果、大陽線(赤枠)が出来た例です。(赤の破線は私が設定したストップロス)
ショートのストップロスでは買い戻しの決済が設定されているので、ポジションが解消されたことで自動的に買い戻し注文が執行され、ショートのストップロスを利用して上昇幅が大きくなりました。
ポジションを解消されたショートは新規に売り注文を出します。ショート・ロングどちらも新規の注文者が少なくなると、相場の出来高が細くなり取引に活気が失われていきます。ですので、相場でのポジション解消は必要な行為となります。
このように「ポジション解消されることにより新規の注文が発生する原理・メカニズムで相場が動いている」といえます。
トレードで最初の着目点はストップロスだけ
チャートを開いたときに初めに着目・確認する点は1つだけです。
- ストップロスの位置
トレードはテクニカル分析のみの技術
ビットコインFXのトレードはテクニカル分析100%だと思っています。
BTCUSDの場合、米ドルに対してBitcoinの価値が高いか低いか、2択の判断で動くシンプルな相場です。ファンダメンタルズな要因は後付けで理由を盛れるので、テクニカル分析だけのトレード手法の方が判断の迷いが少なくなると思います。
相場は「欲と恐怖の心理戦」かもしれませんが、心理戦の策に思案を巡らしてエネルギーを使うくらいなら、ポジションを決済して身を軽くする方がメンタルに優しくなると思います。
一般論として、そもそもFXやCFDは短期投資向けの金融商品なので、長期投資(現物)のヘッジで使う取引です。したがって、
- ビットコインFXは、短い時間軸で効率良く稼ぐのが目的
と思っていますので、ピラミッディングもやらないスタイルです。
「トレードはポジションを上手に捌く技術に尽きる」という考え方を持っています。
以上でトレードの概括的な私見は終わりです。
トレードの相場原理・着目するポイントの次は私のトレード手法をご紹介します。
主観的な内容になりますが、1つでも「なるほど」と思って頂けると励みになります。
関連記事:ビットコインFXのスキャルピング手法 - 分かりやすい順序で一覧表示されます。
本記事がお役に立てれば嬉しく思います。
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