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【ビットコインFX】確認点:日時・ストップロス・環境認識・期待値など

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私がFXGTのビットコインFXスキャルピングトレードする前には、予め確認するポイントがあります。
それら確認点を意識しながらライブトレードに臨みます。

私自身は重要なポイントだと思っているので、この場でご紹介させて頂きます。
(※取引所FXGT(ミニ口座)時間軸は15分以内ロングを前提)

経済指標発表の日程を確認

なんのために経済指標日程を確認するのか?

一般的には経済指標が発表された瞬間にボラティリティが高まり、瞬時に著しく急騰または急落するため、数分で大きく稼ぎやすい地合いになります。しかし、価格が逆行すると大損するリスクも50%備えているため、私個人は経済指標発表時にエントリーするのはギャンブルだと思っています。

そのため、「経済指標発表日にトレードしないため」に事前に日程を確認しておきます。

私は過去に、「発表時間までにポジションを決済しておけば良い」という意思で夕方にエントリーすると大きくドローダウンしてしまい、経済指標発表と同時に口座破産した経験があります。

他に、

  • 経済指標発表の日と知らずにエントリー
  • 寝起きで忘れていて、経済指標発表時刻直前でエントリー

どちらも口座破産になったように記憶しています。

私のトレードスキルが下手というせいもありますが、わざわざ大損するリスクを背負うくらいなら、「その時間だけを回避するトレード」という保守的な手法を採るようになりました。

どの経済指標に注目すれば良いのか?

ビットコインFXに大きく影響する経済指標は、

  1. CPI(米消費者物価指数)
  2. 雇用統計
  3. FOMC金融政策

世界中のどこかしらで毎日のように経済指標が発表されているので、1つ1つ気にしていてもキリがない理由から、
ビットコインFXでは数ある経済指標の中でも、上の3点の発表日程だけに絞る方がトレードしやすくなると思います。
Google Calendarに可能な限り確認できる発表予定日まで書き込んでおくと良いと思います。
日程の週に入ればTwitterでも話題になってきます。

どこで経済指標発表日程を調べれば良いのか?

大手のFX会社や証券会社なら経済指標カレンダーのページを設置しているサイトは多いです。
当サイト内でイチオシのTitan FXでは用意していないらしく(チャットサポートからの回答)、
FXGTのカレンダーでは見づらく感じたため、
ここでは私が比較的使いやすいと思ったページをご紹介します。

上のページで、

  • 対象期間:月次
  • 重要度:★★★, ★★
  • 国・地域:アメリカ

これら3か所に変更を加えて絞り込みすると、CPI, 米雇用統計, FOMC金融政策の3つの経済指標発表の日程を確認しやすい状態で一覧できます。

日付け・曜日・時間帯の確認

  1. 何日か?
  2. 何曜日か?
  3. 何時何分か?

相場の世界では「寄り付き逆行、引け順行」という格言があります。
ビットコインFXでも見事に当て嵌まります。

  • 月初から勢いよく上昇すると、月末にかけて下降していき、月足が陰線になるケースが多いです(引け順行)。
  • 月曜日9時から勢いよく上昇すると、水曜日・木曜日あたりで上げ渋り、週末に下落するケースが多いです(引け順行)。
  • 4時間足の始値付近の時間は潮目が変わりやすいので注意が必要です。
  • 1時間を4等分して15分を一塊として捉え、30分足や1時間足の確定足までの残り時間で陽線形成に間に合うのか見極める(引け順行)。
    MT5ローソク足確定までの残り時間を表示するインジケーター
MT5-Candle-Time-End-and-Spread-1

比較的安全にロングできる日付・曜日・時間帯

上の確認事項から、一時的な反発も含めて、比較的安全に買いやすいタイミングをピンポイントで示すと、

  • 月の中旬付近(15~17日頃)
  • 月末(25~31日の間)
  • 週初めから下落が続いている週末
  • 4時間足が切り替わった後、5分程待ってから(切り替わった直後はダマシが多い)
  • 1時間足確定15分前にロングの勢いが強い(但し、1時間足が切り替わる前に決済)

時間足を半分に割ると、値動きが分かりやすくなる

時間軸を半分に割ってチャートを見ると、値動きの傾向が分かりやすくなるケースが多いです。

  • 月足:
    • 中旬まで:現在の値位置を確認
    • 中旬:現在の値位置を確認
    • 中旬~月末:残り日数で月足の引け方を予想する(陽線か陰線か)
  • 週足:週の中頃(水・木曜日あたり)に、週末動向・週足の引け方を予想する(上ヒゲ・下ヒゲ・陽線・陰線など)
  • 日足:朝8時台を避けて、日足確定(朝9時)まで待つ
    朝8時台を避けた方が良い理由
  • 4時間足:約半分あたりの以下の時間帯に潮目が変わる傾向が多く見られます。
    • 10:30~11:00
    • 15:30~16:00
    • 19:30~20:00
  • 1時間足:1時間の値動きを半分に刻み、さらに半分に刻むと買い優勢・売り優勢・買いも弱く売りも弱い、などモメンタムの強弱が分かりやすくなります。
    • 30分足:切り替わった直後に潮目が変わるケースがあります。ダマシの場合も多いので、すぐに決済する心構えを持っておくのが無難だと思います。
    • 15分足:チャートの推移を把握しやすい時間足です。30分ごとの時間軸で捉えます。
      MT5で15分ごとにアラートを設定する方法
  • 5分足・1分足:チャートの推移を把握してから、エントリー時に監視します。

ストップロスの位置確認

トレード前に、日付・曜日・時間帯を確認したら、ストップロスの位置を確認します。
下画像では黄色部分にショートのストップロスが溜まっています。

FXGT-BTCUSD-M5-StopLoss-Short-1

ショート・ロング双方のストップロスの位置を確認してから、チャネルレンジの下限で待ちます。
ビットコインFXトレード相場の原理で書いたように、ロングの優位性が見え始めたらエントリーします。

環境認識

水平線・トレンドライン平行チャネルを使った具体的な環境認識方法は別記事で書きます。


2022-03-24 具体的な環境認識のやり方の記事を追加しました。


チャートを開いたときに「今は何のフェーズ(局面)なのか」をトレード前に把握する作業を環境認識と呼びます。

  1. 上昇トレンド
  2. 下降トレンド
  3. レンジ
  4. 天井圏(ソーサートップ
  5. 底値圏(ソーサーボトム

環境認識は時間軸によって異なるので私のような短い時間軸では、

  1. 三尊の底
  2. 逆三尊の右肩
  3. ダブルボトムの底
  4. ダブルボトムの左足
  5. ダブルボトムの右足
  6. 底固め
  7. 三尊中央
  8. 三尊の右肩
  9. 上昇フラッグ
  10. 下降フラッグ
  11. 三角保合いペナント

など、「何を形成している最中なのか」をまず捉えにいくようにしています。
何のフェーズなのか分かれば、完成直前に利確すれば下がる前に売ることができます。

例えば、ダブルボトムの右足を形成している最中に気づけば、右足が完成する前に利確します。
ショートが押し目のフェーズで下げてくるのが分かっているので、ダブルボトム右足成立を狙わずに形成過程だけ保有してショートが売り込んでくる前に利確します。

ロングはダブルボトム形成を認識していますし、ショートは上から売り叩くのを待っているフェーズなので、その過程は上昇する確率が高くなります。

このように、環境認識はマクロだけでなく、ミクロの視野でも活用できます。

モメンタムの強さを確認

モメンタムとは「勢い」です。

ストップロスの位置を把握していてもショートのモメンタムが強ければ、そのまま更に下落を増してくるケースは珍しくありません。

下画像は「ロングのストップロス(黄色)が解消されたから新規買いによる反発を見込んで緑ラインでロングエントリーしよう」という考えで赤枠の足でエントリーすると、そのまま勢いよく下落した例です。

FXGT Short Momentum 1

ショートのモメンタムが強いと、下落は続行します。このような場合は、

  1. もう一段下のロングのストップロス解消されるまで待つ
  2. ショートの値動きが弱まってくるのを待つ

この2点を意識しながらチャートを眺めていると、次第にエントリータイミングが見えてくる可能性が高くなると思います。

期待値の高さを確認

期待値とは

期待値とは1トレードあたりに得られる損益の平均額です。

  • 計算式=総損益÷総トレード回数

期待値が高いケース

  1. 固い価格ライン(水平線)で反発したとき
  2. チャネルやレンジの下限(下画像の赤)
  3. トレンドラインに支持されたとき
  4. ショートからみてロングのストップロスが遠いとき[1] … Continue reading

期待値が低いケース

  1. チャネルやレンジの上限(上画像の黄色)
  2. ショートのストップロスが解消されたとき
  3. 5分足が高値更新しないとき
  4. 1分足が安値更新し続けているとき
  5. 三尊に見えてきたとき(いずれの時間足においても)

まとめ

トレード前に入念に分析してもなかなかスタートを切れないと思いますので、チャートを開いてざっくりと、

  1. 日程・曜日・時間の確認
  2. ストップロスの位置確認
  3. フェーズの認識
  4. ショートが強くないことを確認
  5. 期待値の高いタイミングでエントリー

最後の「期待値の高さ」を毎回意識すると、「エントリーを見送る姿勢」が身に付き、タイミングをじっくりと見定められるようになってきました。
また、レンジ下限でエントリーすると下がれば損切すれば良いだけなので、損切判断も明確になりました。

私のトレード経験による気づきで何か意義ある点が見つかれば幸いです。

関連記事:ビットコインFXのスキャルピング手法 - 分かりやすい順序で一覧表示されます。

本記事がお役に立てれば嬉しく思います。

脚注

脚注
1 更に下落させるためにショートが敢えてロングを溜めるケースは多々あります。「ショートがロングを溜めている目線」を織り込みながら、ポジションを捌くとリスク低減に繋がると思います。

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