BTCUSD(ドル建てBTC)トレードを始めるにあたり、初めに行う作業は水平線の描画です。
市場で意識されている価格帯に水平線を引き、ストップロス(損切設定ライン)や価格推移レンジを把握するために用います。
今回は「MT5で水平線を引く方法」について書いてみます[1]本記事では水平線の描画方法だけに限定し、「意識されている水平線を見つけるコツ」などテクニカル分析については、別記事で書く予定です。。
水平線を描画する
- ツールバーで水平線を1クリックで選択
- チャート上の任意の位置を1クリック
- 水平線が描画される
水平線を移動する
- 水平線をダブルクリックまたは1クリックで選択
- 水平線の左右両端に大き目のドットが現れると選択状態を示す
- マウスで水平線をドラッグして上下に移動させる
水平線を削除する
- 水平線の上で右クリック
- 削除を選択
水平線の色・線種・線幅を変更する
水平線の価格数値を指定・変更する
水平線を具体的な価格数値で描画します。
- 水平線の上で右クリック
- プロパティを選択
- パラメータ>値>価格数値を入力
水平線をワンクリックで選択する
描画されたオブジェクトを選択するにはダブルクリックがMT5デフォルト機能ですが、
1クリックで選択する方法があります。
指への負担が軽減されるため、個人的にはおすすめの設定です。
- メニュー>ツール>オプション
- チャート>ワンクリックで選択(赤枠部分)
水平線を同期するインジケーター
(例)BTCUSDを4枚の複数チャートで、日足・4時間足・1時間足・5分足を表示している際に、日足チャートに描いた水平線が他の時間足でも同期して描画する機能をもつインジケーターをご紹介します。
MT5にとにかく色々なインジケーターを追加しては削除し、最終的に使いやすいと感じたインジケーターです。
インジケーター採用基準:軽量であること。MT5動作が重くなるインジケーターはことごとく排除する方針です。
水平線にアラート設定
MT5を使い始めの頃は、インジケーター「Trend Lines Crossing」で水平線を引いてアラートが鳴るような使い方をしていましたが、
BTCUSDトレードにおいては、MT5の水平線とトレンドラインは大きくズレる致命的なデメリットがあるので、
水平線やトレンドラインへのアラート設定はしなくなりました。
現在では、MT5デフォルトのアラート機能を必要なときだけに設定しています。
アラートを設定するならTradingViewのほうが正確に機能します[2]BTCUSDトレードにおいてはTradingViewの方が正確ですが、外国為替FXでは未確認です。。
水平線にアラート設定できる無料インジケーター(追記:2022-04-22)
MT5の水平線にアラート設定できる無料インジケーターを2本見つけたので、現在は以下の記事の「Price Alert」をアラート設定専用チャートで使っています。
《アラート設定専用チャート》
2本のインジケーター紹介は以下の記事です。
水平線を引くだけで適正ロットを自動計算するインジケーター(追記:2022-04-25)
予め損失許容額を設定しておき、ストップロスに水平線をセットするとエントリーに適正なロット数を自動で計算してくれる無料インジケーターです。資金効率と資金管理の向上が期待できます。
Bybitのデリバティブ取引では適正ロット数を手計算する計算機ツールが用意されていますが、適正ロットを自分で計算するのは難しいと思います。
FXGTのビットコインFXならMT5で取引するので、このインジケーターを使うと瞬時に適正ロット数が分かり便利です。EA(エキスパートアドバイザー)ではないため自動売買はできないので、裁量トレードをされている方に向いていると思います。
水平線を引くだけで適正ロットを自動計算する無料インジケーターについては、以下の記事をご覧ください。
MT5で水平線を引く操作はとてもシンプルなので、特につまづく点はないと思います。
便利な使い方があれば、教えて頂けると嬉しく思います。
関連記事:MT5の使い方・利用方法 - 分かりやすい順序で一覧表示されます。
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