Bybitでは3つのアカウント(口座)を保有します。2021年前半まではデリバティブに特化した取引所だったので、アカウントは1つだったと記憶しています。次第に提供サービス拡大に伴い、アカウントが分かれていきました。当時は私も困惑気味でしたが、Bybitサービスを一通り利用すると、アカウントが分かれている意味が理解できるようになりました。
今回はBybitの
- 現物アカウント
- デリバティブアカウント
- ByFiアカウント
特に「アカウントの振替」に力を入れて書いてみます。
アカウントとは?
「口座」という意味です。Bybit内では3種類の口座が用意されています。
Bybit代表口座の中に3つの目的別口座を保有しているイメージになります。
アカウントが分かれているメリットは?
資金管理が楽になります。
投資は長期と短期の2つに分ける考え方があります。
現物は安く買って高く売るしか利益を出せません。相場が下降トレンドで含み損を抱えるリスクを常に抱えています。なので、長期投資向きの金融商品になります。
一方、デリバティブは差金決済取引なので、相場が下降トレンドのときはショート(売り)することで利益を出すのが可能です。なので、短期投資向きの金融商品になります。
このように、長期投資用口座と短期投資用口座を明確に分けると、それぞれの口座残高の増減を把握しやすくなるので、資金管理が楽になります。
残りは、積立など預入しておくと利息が付くリスクオフ用口座です。資金を投資に回すと常にリスクに晒していることになるので、投資に回すことなく仮想通貨を保有しているだけで金利が付く口座です。
アカウントの確認方法
1.資産>現物アカウント
2.赤枠部分をクリックすると、それぞれのアカウント残高と内訳を確認できます。
アカウントの「振り替える」とは?
例えば、現物アカウントに資産を入金していてもデリバティブアカウントにテザー(USDT)やビットコイン(BTC)などの資産が無ければ、デリバティブ取引ができません。
このような場合は、現物アカウントのUSDTをデリバティブアカウントに振り替えます。
ByFiアカウントへの振替も手順は同じです。
手数料は?
手数料は掛かりません。
自身の口座間で資金移動するだけなので、振替手数料は一切掛かりません。
私も当初は手数料に不安を感じていました。振替を繰り返し利用していくうちに、恐れずに振替ボタンを押せるようになりました。
現物アカウントからデリバティブアカウントへ振り替える
1.現物アカウント>USDT>振り替える
2.振替元・振替先を選択して振り替えます。
- 振替元:現物アカウント
- 振替先:デリバティブアカウント
- コイン:USDT
- 数量:振替希望する数量
- 確定する
3.振替先のデリバティブアカウントを確認すると、振り替えられたUSDT数量が反映されています。
このUSDTを証拠金としてデリバティブでBTCUSDT取引を出来ます。
デリバティブアカウントからByFiアカウントへ振り替える
1.デリバティブアカウント>USDT>振り替える
2.振替元・振替先を選択して振り替えます。
- 振替元:デリバティブアカウント
- 振替先:ByFiアカウント
- コイン:USDT
- 数量:振替希望する数量
- 確定する
3.振替先のByFiアカウントを確認すると、振り替えられたUSDT数量が反映されています。
このUSDTで積立ステーキングなどのサービスを利用できます。
Bybit利用記事を書いているうちにアカウントの説明が繰り返し出てくるので、今回単独でテーマを抜き出してBybitアカウントについて書きました。
とりわけ「振り替え」について理解を深めて頂けるよう注力したつもりです。
関連記事:Bybitの使い方・利用方法 - 利用手順が分かりやすく一覧表示されます。
本記事がお役に立てれば嬉しく思います。
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