私はFXGTではビットコインFXしか取引しないので、時間足だけを知るためにMi_Symbolsというインジケーターをずっと使ってきました。
今回は「価格・通貨ペア(銘柄)・時間足」を1セットにしてまとめて表示してくれるインジケーター、「keys_Price_Label」の使い方・設定方法をご紹介します。
現在価格を大きく表示する利点
私の手法はスキャルピングなのでポジション保有の時間軸が短いため、価格を全く意識せず、
- ストップロスの位置
- チャートパターン
- ローソク足の値動き
だけでトレード判断していました。 → トレード前の確認順序:ストップロス・環境認識・値動き
現在でも「価格よりもストップロス解消による優位性」を最重視していますが現在価格をMT5に大きく表示しておくと、
- BTCUSD価格のアラート設定をしやすい
- キリ番(ラウンドナンバー)を認識しやすい
という利点を見直しました。
MT5デフォルトの価格スケールの文字が小さくて見えにくいので、現在価格を大きく表示する方法を調べたところ、MT5ではMT4より充実していないようです。色々試した結果、
- 現状では、インジケーター「keys_Price_Label」が最良の方法
という結論に落ち着きました。
私のインジケーター選択基準は「軽量でMT5動作への負荷ができるだけ小さいこと」です。
詳しくはインジケーターへの私の考え方をご覧ください。
keys_Price_Label:価格・通貨ペア(銘柄)・時間足を1セットで表示
インジケーター「keys_Price_Label」の表示外観は下のような感じです。
ダウンロード・MT5へ追加(インストール)
MT4 / MT5版、どちらのファイルも用意してくれています。
こちらのサイトはいつも親切なので安心してダウンロードできます。
ダウンロード後にMT5へkeys_Price_Labelを追加する方法は、
をご覧ください。
設定
設定方法は上の公式サイトで説明されています。
ここでは私の設定をご紹介します。
文字の色を全て白に統一
私は文字の色を全て白に統一しています。理由は、
- 上昇/下降の動きはローソク足の値動きで十分。
- 文字色を動的に変色させず白に統一して静的にすると、MT5への負荷が軽減される[1]私はシステムやプログラムの専門家ではないですが、計算処理するデータ量が少なくなるため、MT5への負荷は軽減されると考えています。。
赤枠部分の各項目をダブルクリックすると、色を変更できます。
余白を「X軸 / Y軸」で変更できる
下のように他のインジケーターのラベルと重なる場合、余白を微調整できます。
- X軸:横の余白を微調整
- Y軸:縦の余白を微調整
デフォルトでは四隅から「横10×縦10」の余白設定になっています。
(未確認ですが、恐らく単位はPixel?)
上の画像の場合はkeys_Price_Labelのラベルを下に少しずらしたいので、縦を2倍の余白にします。
Y軸をダブルクリックして20を入力。
いい感じにスッキリしたレイアウトになりました。
ABC-Price-Currency-Date:価格・通貨ペア(銘柄)・時間足・日付け・現在時間を表示
2022-04-23
このインジケーターは「keys_Price_Label」の記事として公開後に、本段落へ追加しました。
《インジケーター「ABC-Price-Currency-Date」の外観》
ダウンロード・MT5へ追加(インストール)
ダウンロード後にMT5へインジケーターを追加する方法は、
をご覧ください。
設定
上のリンク先公式ページで製作者の方が丁寧に説明されています。
水平線にアラート設定するインジケーター「ABC-PriceAlarmLines」と同じ製作者の方です。
私の感想・印象
価格・通貨ペア(銘柄)・時間足・現在日本時間が1つのインジケーターに収まってくれている素晴らしいインジケーターでありがたい存在です。これらの情報を1つのパッケージとしてまとめてくれているインジケーターは、ありそうでなかなか見つからず、1年近く掛かってようやく探し当てた気持ちになりました。
この手のインジケーターを初めて使う人や、これまでの慣れを簡単に崩せる人にとっては非常に便利で役立つと思います。
ただ、私のスキャルピング・ライントレード手法ではチャート上での情報量を出来るだけ少なくして5分足・1分足を監視しています。ですので、年月日を選択的に非表示出来ればありがたいです。
また、私は長い間、Mi_Symbols に慣れてきたので表示順序がこれまでと違うと違和感を感じたので、この点も選択的に変更できると嬉しいです。
《選択的に変更できるようになってほしい点》
- 現在時間だけの情報が知りたい(年月日の情報までは求めない)
- 表示順序を並べ替えたい(以下の順序で並んでほしい)
- 通貨ペア・時間足
- 価格
- 現在日本時間
《私が慣れている表示順序》
インジケーター不要で現在日本時間を表示する方法(東京タイム)
最後に、繰り返しになりますが、
価格・通貨ペア(銘柄)・時間足・日時の表示を一つのインジケーターにまとめて製作された製作者の方には、高くリスペクトさせて頂いております。
試す価値は十分にあるインジケーターであることは自信を持って言えますし、このインジケーターを気に入るユーザーの方が傾向的に多いかもしれません。
同一銘柄の複数チャートではMi_Symbolsと併用するメリット
私はシステムやプログラムを学習したことがないですが、
複数チャートで価格を動的に取得してリアルタイムに動かしていると、計算処理が大きくなり、MT5に負荷を掛けている気がします。
価格は1か所だけに表示されていれば現在価格を知ることができるので、
同一銘柄で異なる時間足チャートを複数表示しているマルチタイムフレームの場合、
- 1枚のチャートだけにkeys_Price_Labelを適用
- それ以外のチャートはMi_Symbolsを適用
上記の組み合わせの方が「MT5への負荷は軽くなるメリットがある」と考えています。
(間違っていればご指摘ください)
《関連記事:MT5で複数チャートを開く方法》
- 新規チャートでBTCUSDを複数開く
- 各チャートにテンプレートを適用する
- ウィンドウを整列する
以上でkeys_Price_Labelの説明は終わりです。
2021年12月に、価格だけを表示するインジケーター「fxnav_Price_Label」を使っていたのですが、現在はkeys_Price_Labelと同一のインジケーターになっているようです。
関連記事:MT5の使い方・利用方法 - 分かりやすい順序で一覧表示されます。
本記事がお役に立てれば嬉しく思います。
脚注
↵1 | 私はシステムやプログラムの専門家ではないですが、計算処理するデータ量が少なくなるため、MT5への負荷は軽減されると考えています。 |
---|
コメント