Binanceは仮想通貨現物取引とセービングに利用しています。
一時期、国内取引所やBybit、FTXの現物取引を利用したことがありますが、Binanceが一番使いやすい注文方法だと再認識し、現在ではBinanceでの現物トレードに戻りました。
Binanceのデリバティブは複雑そうに感じますが、現物トレードなら安心して利用できます。
今回は「Binanceの仮想通貨現物取引の操作方法(例:BTCUSDTトレード)」について書いてみます。
(Binanceの先物などのデリバティブは利用していません。ビットコインFXはルールが分かりやすいFXGTをご覧ください)
Binanceのデモ口座はあるの?
私がBinance公式サイト(Binance Support, Binance Academyなど)で調べた範囲では、デモ口座の存在は確認できませんでした。
Bybitのようにデモ口座があれば、Binance全体のサービスが使いやすくなると思います。
Binanceは、
- テキストのドキュメントや動画によるチュートリアルで利用方法を覚えていってほしい
という方針のようです。
BinanceとBybit、どちらを選べば良いのか?
仮想通貨現物トレードだけを利用するなら、Binanceがおすすめです。
理由は、価格下落した保有現物をセービングなどの資産運用で救済できるからです。
BybitのByFiセンターでは救済できる銘柄は少数です。
詳しくは、【Bybit】現物取引だけならBinanceををご覧ください。
Binanceの現物取引とは?
Binance公式チュートリアル
Binance公式チュートリアルは以下のページです。
現物BTCUSDTをトレードする意味
仮想通貨現物をトレードする行為は「売却益を得る」のを目的とします。
そのため将来的に、
このような価値判断でBTCをUSDTで購入するのが現物BTCUSDTトレードです。
このトレードでは保有する金融資産が変化しています。
- 日本円→USDT→BTC
「現在保有している現金よりもBTCに替えて保有しておいたほうが将来的に資産が大きくなる」というやや長期目線での投資になるので、トレードという言葉よりは「BTCに長期投資する」という意識で取引に臨まれると、比較的ゆとりを持った心持ちで現物BTCUSDTトレードができると思います。
関連記事:【Bybit】BTC現物を買うとは、「現金・ステーブルコインより価値が高くなる」価値判断
そのためにはある程度の価格下落も覚悟しなくてはいけないので、ストップリミット(逆指値注文)による損切設定は必須です。
取引手数料
バイナンスコイン(BNB)で手数料を支払う設定(BNB控除)をすると、25%割引になる[1]出典:binance.com, 手数料レート, 2020-03-01閲覧。ので、
- メイカー:0.075%
- テイカー:0.075%
になります。BNB控除の設定はこちら。私は常に設定しています。
Bybit現物取引の手数料は0.1%なので、Binanceのほうがお得です。
Binance登録・口座開設・本人確認
具体的な手順・方法は、以下の記事をご覧ください。
「フィアットと現物ウォレット」にテザー(USDT)を入金する
Binanceへの入金方法は、以下の記事をご覧ください。
送金手数料・ネットワーク手数料、共に無料で入金できます。
「フィアットと現物ウォレット」の保有資産としてUSDTを確認する方法も記述しています。
現物BTCUSDTをトレードする
現物トレード画面に入る
Binance登録>ログイン>トレード>アドバンス[2]クラシックでも現物取引できます。個人的には、アドバンスの方が使いやすいので、ここではアドバンスで説明します。
現物トレード画面の見方
チャート画面(画像①)
- オリジナル:Binance自社のチャートツール
- TradingView:公式TradingViewをBinance仕様に限定したもの
◆どちらのチャートツールを選べば良いのか?
TradingViewが使える状態なら、
チャートツールはTradingViewをおすすめします。
TradingViewの使い方は、以下の記事をご覧ください。
BinanceのTradingViewは回線が込んでいる原因なのか繋がらないケースが多いので、そういう場合はオリジナルを使います。オリジナルも昔に比べるとかなり改良されて、使いやすくなっています。基本的な操作はTradingViewとほぼ同じです。
BinanceのオリジナルはBybit自社ツールのスタンダードよりは遥かに機能的だと思います。
オリジナルには描画・測定ツールの機能があるので、水平線・トレンドライン・平行チャネル・価格範囲の測定などができます。
PC液晶ディスプレイを2台でトレードできる方は、サブディスプレイに公式TradingViewを映してBinanceをウォッチリストに追加して取引すると、やりやすくなると思います。私はこの方法でトレードしています。
BinanceのTradingViewで大事な設定は、Bybit現物トレードと同様に、
- 「バーの終値までのカウントダウン」を設定する。
- タイムゾーンを東京に設定する。
関連記事:ローソク足確定までの残り時間・タイムゾーンなどを設定
取引板(画像②)
売りと買いの勢いがグラフで示されます。
価格をクリックすると注文パネルの価格入力欄に反映されて、指値注文をしやすくなります。
注文(画像③)
- 購入:BTCをUSDTで買う場合
- 売却:保有しているBTCを売却してUSDTを得る場合
Binanceでは合計の欄に直接1000USDTなど入力することができます。1000ドル分、500ドル分などと注文できるので、BTC購入後の損益額が分かりやすくなります。とても使いやすい注文方法だと思います。
Bybitではこの注文方法ができませんので、現物トレードはBinanceをおすすめいたします。
◆注文方法
- 指値:価格を指定して注文します。約定まで時間が掛かります。
- 成行:価格を指定せずに注文します。今すぐ約定します。ほとんどのケースで、安く売って高く買うことになります。
- ストップリミット:下記参照ください。
- OCO:下記参照ください。
主に損切設定するときに使います。
例:BTC価格が43250USDTに達すると、43100USDTで売却して損切したい場合
- ストップ:注文を出すきっかけとなる価格(トリガー価格)、43250を入力
- 指値:損切したい価格、43100を入力
- スライダー:売却数量を調節、50%、100%など。
- 合計:売却した場合の価格が表示される
《OCO注文》
売却したい価格と損切価格を同時に注文できます。現在価格よりも高く売る注文だけでなく、下落した場合の損切注文も同時に設定できるので、リスクを抑えながら売却できます。私はほとんどOCO注文を使います。
詳しくは、XLMをOCO注文で売却してUSDTに交換・両替するをご覧ください。
オープンオーダー(注文の確認)・キャンセル(画像④)
指値注文すると注文が並びます。
右端のゴミ箱をクリックすると、注文をキャンセルできます。キャンセル手数料は掛かりません。
以上で「Binanceで仮想通貨現物・BTCUSDTトレード操作方法」の説明は終わりです。
Binanceのデリバティブは取引ルールが複雑そうなので、ビットコインFXはFXGTを利用していますが、
まとまったUSDTを預け入れて寝かしておくにはBinanceのセービングがベストだと思います。
必要なときにはセービングを一部償還して、即時に現物取引もできるので機能的です。
Binance.comはこちら。
関連記事:Binanceの使い方・利用方法 - 分かりやすい順序で一覧表示されます。
本記事がお役に立てれば嬉しく思います。
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