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【Binance】仮想通貨現物・BTCUSDTトレード操作方法

この記事は約7分で読めます。

Binance仮想通貨現物取引とセービングに利用しています。

一時期、国内取引所やBybit、FTXの現物取引を利用したことがありますが、Binanceが一番使いやすい注文方法だと再認識し、現在ではBinanceでの現物トレードに戻りました。

Binanceのデリバティブは複雑そうに感じますが、現物トレードなら安心して利用できます。
今回は「Binanceの仮想通貨現物取引の操作方法(例:BTCUSDTトレード)」について書いてみます。

(Binanceの先物などのデリバティブは利用していません。ビットコインFXはルールが分かりやすいFXGTをご覧ください)

Binanceのデモ口座はあるの?

私がBinance公式サイト(Binance Support, Binance Academyなど)で調べた範囲では、デモ口座の存在は確認できませんでした。

Bybitのようにデモ口座があれば、Binance全体のサービスが使いやすくなると思います。
Binanceは、

  • テキストのドキュメントや動画によるチュートリアルで利用方法を覚えていってほしい

という方針のようです。

BinanceとBybit、どちらを選べば良いのか?

仮想通貨現物トレードだけを利用するなら、Binanceがおすすめです。
理由は、価格下落した保有現物をセービングなどの資産運用で救済できるからです。
BybitのByFiセンターでは救済できる銘柄は少数です。

詳しくは、【Bybit】現物取引だけならBinanceををご覧ください。

Binanceの現物取引とは?

Binance公式チュートリアル

Binance公式チュートリアルは以下のページです。

現物BTCUSDTをトレードする意味

仮想通貨現物をトレードする行為は「売却益を得る」のを目的とします。
そのため将来的に、

  • 現物ビットコイン(BTC)価格が値上がって得をする
  • レート変動しないステーブルコインのテザーUSDT)や日本円などの現金を保有しているよりも得をする

このような価値判断でBTCをUSDTで購入するのが現物BTCUSDTトレードです。
このトレードでは保有する金融資産が変化しています。

  • 日本円→USDT→BTC

「現在保有している現金よりもBTCに替えて保有しておいたほうが将来的に資産が大きくなる」というやや長期目線での投資になるので、トレードという言葉よりは「BTCに長期投資する」という意識で取引に臨まれると、比較的ゆとりを持った心持ちで現物BTCUSDTトレードができると思います。

関連記事:【Bybit】BTC現物を買うとは、「現金・ステーブルコインより価値が高くなる」価値判断

そのためにはある程度の価格下落も覚悟しなくてはいけないので、ストップリミット(逆指値注文)による損切設定は必須です。

取引手数料

バイナンスコイン(BNB)手数料を支払う設定(BNB控除)をすると、25%割引になる[1]出典:binance.com, 手数料レート, 2020-03-01閲覧。ので、

  • メイカー:0.075%
  • テイカー:0.075%

になります。BNB控除の設定はこちら。私は常に設定しています。

Bybit現物取引の手数料は0.1%なので、Binanceのほうがお得です。

Binance登録・口座開設・本人確認

具体的な手順・方法は、以下の記事をご覧ください。

「フィアットと現物ウォレット」にテザー(USDT)を入金する

Binanceへの入金方法は、以下の記事をご覧ください。
送金手数料・ネットワーク手数料、共に無料で入金できます。
フィアットと現物ウォレット」の保有資産としてUSDTを確認する方法も記述しています。

現物BTCUSDTをトレードする

現物トレード画面に入る

Binance登録>ログイン>トレード>アドバンス[2]クラシックでも現物取引できます。個人的には、アドバンスの方が使いやすいので、ここではアドバンスで説明します。

現物トレード画面の見方

チャート画面(画像①)

◆どちらのチャートツールを選べば良いのか?

TradingViewが使える状態なら、
チャートツールはTradingViewをおすすめします。
TradingViewの使い方は、以下の記事をご覧ください。

BinanceのTradingViewは回線が込んでいる原因なのか繋がらないケースが多いので、そういう場合はオリジナルを使います。オリジナルも昔に比べるとかなり改良されて、使いやすくなっています。基本的な操作はTradingViewとほぼ同じです。

BinanceのオリジナルはBybit自社ツールのスタンダードよりは遥かに機能的だと思います。
オリジナルには描画・測定ツールの機能があるので、水平線トレンドライン平行チャネル価格範囲の測定などができます。

PC液晶ディスプレイを2台でトレードできる方は、サブディスプレイに公式TradingViewを映してBinanceをウォッチリストに追加して取引すると、やりやすくなると思います。私はこの方法でトレードしています。

BinanceのTradingViewで大事な設定は、Bybit現物トレードと同様に

  1. 「バーの終値までのカウントダウン」を設定する。
  2. タイムゾーンを東京に設定する。

関連記事:ローソク足確定までの残り時間・タイムゾーンなどを設定

取引板(画像②)

売りと買いの勢いがグラフで示されます。
価格をクリックすると注文パネルの価格入力欄に反映されて、指値注文をしやすくなります。

注文(画像③)

  • 購入:BTCをUSDTで買う場合
  • 売却:保有しているBTCを売却してUSDTを得る場合

Binanceでは合計の欄に直接1000USDTなど入力することができます。1000ドル分、500ドル分などと注文できるので、BTC購入後の損益額が分かりやすくなります。とても使いやすい注文方法だと思います。

Bybitではこの注文方法ができませんので、現物トレードはBinanceをおすすめいたします。

◆注文方法

  1. 指値:価格を指定して注文します。約定まで時間が掛かります。
  2. 成行:価格を指定せずに注文します。今すぐ約定します。ほとんどのケースで、安く売って高く買うことになります。
  3. ストップリミット:下記参照ください。
  4. OCO:下記参照ください。

《ストップリミット注文》

主に損切設定するときに使います。

例:BTC価格が43250USDTに達すると、43100USDTで売却して損切したい場合

  • ストップ:注文を出すきっかけとなる価格(トリガー価格)、43250を入力
  • 指値:損切したい価格、43100を入力
  • スライダー:売却数量を調節、50%、100%など。
  • 合計:売却した場合の価格が表示される

《OCO注文》

売却したい価格と損切価格を同時に注文できます。現在価格よりも高く売る注文だけでなく、下落した場合の損切注文も同時に設定できるので、リスクを抑えながら売却できます。私はほとんどOCO注文を使います。

詳しくは、XLMをOCO注文で売却してUSDTに交換・両替するをご覧ください。

オープンオーダー(注文の確認)・キャンセル(画像④)

指値注文すると注文が並びます。
右端のゴミ箱をクリックすると、注文をキャンセルできます。キャンセル手数料は掛かりません。

以上で「Binanceで仮想通貨現物・BTCUSDTトレード操作方法」の説明は終わりです。

Binanceのデリバティブは取引ルールが複雑そうなので、ビットコインFXFXGTを利用していますが、
まとまったUSDTを預け入れて寝かしておくにはBinanceのセービングがベストだと思います。
必要なときにはセービングを一部償還して、即時に現物取引もできるので機能的です。
Binance.comはこちら。

関連記事:Binanceの使い方・利用方法 - 分かりやすい順序で一覧表示されます。

本記事がお役に立てれば嬉しく思います。

脚注

脚注
1 出典:binance.com, 手数料レート, 2020-03-01閲覧。
2 クラシックでも現物取引できます。個人的には、アドバンスの方が使いやすいので、ここではアドバンスで説明します。

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